介護職の転職日記 無資格未経験の方から介護福祉士の方までの転職

介護職未経験の方から介護福祉士の方まで、転職の時に役立つ情報を発信していきます。

40代からはじめる介護の仕事の失敗しない選び方

介護職員として勤務経験があり、現在、人材紹介会社で勤務して、介護職員の紹介を仕事として行う私から、40代の方々で介護職員に転職をお考えの方に・・・

 

まず、成功か失敗についてですが、長続きできるかどうかで決まると思います。

仕事ですが、楽しい事ばかりではありませんし、収入も満足する事も少ないとは思いますが、長く続ける事で、介護職員としては、ひとまず成功かと思います。

 

では、長続きする為に、仕事選びとして成功する為には・・・

 

労働条件をしっかりと押さえることだと思います。はじめての仕事をする訳ですから、仕事を選ぶにも判断基準が明確では無い方がほとんどだと思います。

 

そして、どの情報を信用して良いのかも不安だと思います。

 

では、まず最初に、仕事を探す手段についてですが、4パターンに分けてみます。

 

 ①ハローワークで探す

 ②インターネット・フリーペーパー・の求人媒体で探す

 ③友人・知人からの紹介

 ④資格取得したスクールからの紹介を受ける

 

で、どの方法で探すかというと、一番良いのは、これら全てのミックスで探す事だと思います。というのは、ハローワークに求人が出ているが、求人媒体では見つけられない場合もあれば、求人媒体にはあるがハローワークにない事もあります。また、求人情報を見つけたとしても、申し込んだ時には既に締め切っているケースも考えられます。

そして、友人・知人からの紹介の場合ですが、これは非常に難しく不安も多いかと思います。知り合いからの紹介なので、働いてみて良いケースは問題ないにしても、もし、その職場で上手く続けられないケースなどは、非常に辞めにくい部分もあるかと思います。

 

資格取得したスクールからの紹介に関しては、その担当者の方が良い方もいればそうで無い場合であったり、そのスクールを信用できない場合もあったりしますし、そのスクールからの紹介可能な仕事の条件があまりよく無いケースもあります。

 

なので、とにかく多くの所からの情報を精査することが大切です。なので、出来るだけ時間をかけて就職活動をする事が成功するポイントではあります。

 

だた、就職活動はともて面倒ですし、ストレスもかかりますし、そもそも、仕事を持っている方や就業する期限も急ぐ方がほとんどだと思うので、なかなか十分な時間を就職活動に作れない方も多いと思います。

 

そこで、手っ取り早い方法は、いろんな所に依頼をしてみる。そして、その際に、しっかりと自分の希望を言ってみることです。それは、給与額でも良いですし、休日や勤務時間、通勤の条件等々、とにかく多くの希望条件を相談先に伝えてください。

 

その自分の条件を伝えると、色々とアドバイスを貰えると思います。無理な条件であれば、その条件では無理だと教えてくれますので、遠慮をせずに、自分の希望はまず伝えることが大切です。

 

40代での転職、介護未経験という事で、どんな仕事も良いから就職したいとか・・・

自分を受け入れてくえる所ならどんな所でも頑張ってみるとか・・・

そういうお気持ちはすごく理解できますが、今、介護の現場では非常に人手不足が深刻化しています。そして、その状況は悪化して行くことが安易に予測できるので、介護職員の条件は、必ず良くなって行くはずです。

 

なので、40代で未経験・無資格であったとしても、自分の条件の中で仕事を見つけることも、決して難しい事ではないと思います。

 

で、相談相手として私が一番オススメするのは、人材紹介会社です。

 

人材紹介会社とは、インターネットで登録してから紹介してもらうパターンと、資格取得したスクールに登録してから紹介してもらうパターンと2つあります。

 

どちらでも良いかと思いますが、信用できると思えば、どんどん自分の条件を伝えてみてください。遠慮は厳密です。なぜかと言うと、この人材紹介というのは、紹介をする事で高額の紹介料を介護施設から受け取ります。なので、紹介会社からすれば、介護の求職者の方は大切なお客様でもあり大切な商品なわけです。

 

ただ、一点、気をつけて頂く事は、紹介料を払ってでも雇いたいと思われないと、紹介会社からもスクールからも介護施設からも相手にしてもらえない事もあります。

 

とはいえ、介護職員の人材紹介は、いまや当たり前になっています。ほとんどの施設さんでは、紹介会社を活用しています。地域性にもよりますが、ほとんどの地域でも紹介業者を活用して求人活動を行う施設さんはあると思います。

 

なので、人手不足の介護職員になることは、不安でもありますが、その逆に、介護職員の価値は年々上がっている事は間違いないと思います。

 

40代未経験・無資格であっても、今の日本では、引っ張りだこの存在の介護職員ですから、大船に乗ったつもりで、どんどん、信頼できると思った方には、自分の希望を伝える事から初めてください!!!

 

自分ひとりで探すよりも、より多くの人からの紹介を受ける為には、出来るだけ自分の希望を伝えることです。たとえば、一番高い給与の所を紹介してくださいとか、出来るだけ休日の多い会社を紹介してくださいとかも、全然ありですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜ介護職員は退職する?

退職理由について・・・

 

これまで、多くの介護職員の方々の転職をサポートしてきましたが、転職後、すぐに退職してしまう方の特徴をご紹介したいと思います。

 

退職に至るまでの経緯とは、とてもストレスのかかってしまうと思います。

 

だだ、それは退職を考えている方だけでなく、その施設の方々にとっても、とてもストレスになります。

 

職員も、施設側も、同じ従業員も、全ての人にとって、早期退職は辛い事だと感じます。

 

なので、そうならない為に、介護職員の退職理由の中で、これだけは避けましょうという事をテーマにして書きたいと思います。

 

退職理由で妥当な理由として・・・・

 

  1.家族の為に仕事を変えたい(子供が出来た・引っ越しをするなど)

 

  2.キャリアップの為に仕事を変えたい(管理職としての転職など)

 

  3.体調の事を考えて仕事を変えた(腰痛など)

 

これらの転職は、転職者にとっても、施設側にとっても、同じ従業員の仲間にとっても、全員が納得できて、皆さん応援してくれて、円満退社がしやすいと思います。

 

では、

ストレスフルな退職の理由とは・・・

ここがポイントですが、事前にここを注意して頂きたいです。なぜなら、退職理由によっては、職場の仲間にも迷惑をかけたり、次の仕事が見つかるまで収入が減ってしまったりと、本当に辛い時期になってしまいます。

 

最悪のケースだと、もう二度と介護を仕事をしたいくないと思ってしまう可能性もあります。

 

どんな形であれ、介護・福祉の仕事は、キャリアが重要になってくるので、出来るだけ長く続ける事で、自分の武器になりますので!!!

 

これは避けたい退職理由について・・・

 

 1.サービス残業が多い

 

 2.給与・勤務日数・その他条件が思っていたのと違う

 

 3.仕事を教えてもらえない(人間関係なども含む)

 

 

ここで1と2については、面接の時にしっかりと確かめておく必要があります。面接の段階で曖昧な説明であったり、自分が納得いかない場合は辞退すべきかと思います。なかなか面接では聞きづらいのであれば、紹介会社を通して転職することをオススメします。私は紹介会社の社員なので、その状況をよく理解していますが、ちゃんと説明しない施設や法人は、やはりちゃんと説明したいくない理由があるからです。つまり、その面接官も、隠しておきたいと思うくらい、悪い部分だと認識しているからです。

 

では、3の仕事を教えてもらえない(人間関係が悪い)についてですが、これは、実際に働いてみないと分かりません。そして、ネットなどや知人からの話もあてになりません。それは、働く人によって様々な感じ方があるからです。

 

反対にいうと、どこでも上手く人間関係を築ける方は、どこでも働けますし、苦手な方はどこでも苦労します。

 

仕事を教えてもらいという点についてですが、恐らくスパルタ的な施設にはそのメリットもデメリットがあります。また、教育体制がしっかりしている所にも、多分にデメリットがあるわけです。

 

もし、教育体制がしっかりしている所で働いた場合、将来的に自分が先輩になって、後輩を教えるとなった時、その負担は自分が背負う事になるわけです。これは、介護の仕事に限った事では無く、仕事は、大抵の場合、慣れるまでや基本的な技術を身につけるまでは、本当に大変です。大変だからこそ給与も貰えると思います。とくに介護の様な体を使った仕事は、自分自身で数をこなさないと、上達できないと技術だと思います。

 

すこし極端な説明に聞こえるかもしれませんが、介護の仕事は、とても大変だという方もいれば、仕事はなんでも大変だと思える方もいると思います。

 

最低限の心構えとしては、仕事を教えてもらうるのが当然だと思わずに、仕事を教えてもらえるように振る舞ってみたり、数ヶ月は最低限我慢をして、なぜこの職場は教育体制が整っていないのかを理解する事が大切だと思います。

 

それと、教えてほしいことや、分からないことは、上手く先輩や上司の方に聞けるようにするのも大切です。教える側や受け入れる側も、新人さんの不安な事も理解しているようでそうではないという事もあります。

 

なので、退職理由としては、面接での確認をしっかりとした後は、覚悟を決めて、最低数ヶ月は続けるという目標を持つことが大切だと思います。どの職場でも、同じような事が予想されると思いますので、転職を繰り返すと、かえって自分にとってマイナスも大きいと思います。

 

 

介護無資格未経験の方の仕事の選び方

無資格の方必見!!!

 

介護の仕事をはじめようと思い、初任者研修を受けようとも思うが、時間も費用もかかってしまう・・・なので、無資格でもいいから、まず働いてみようという方もいらっしゃいます。今回は、シフト勤務可能な方(曜日・時間の制限が無い方)について書きたいと思います。

 

そんな方を施設のタイプ別にして、その方にあった働き方を提案したいと思います。

反対に言うと、各施設で求めらる人材であるという事になります。

 

特養(特別養護老人ホーム 

 私の意見として・・・・体力がある・若い・タフ・真摯に介護と向き合いたいといったような方はオススメです。

 介護度3以上で、重度の方への介護のお仕事ですので、体力的にハードです。その反面、最も介護職員としての経験が積めます。介護職員の中心的な存在でありますので、特養での勤務経験がある方と無い方であれば、評価も変わってきますので、一から介護の事をしっかりと勉強したい方には良いと思います。年収も高い所もあったりします。

  

老健(介護老人保健施設

  私の意見として・・・・体力がある・医療看護リハビリにも興味があるといったような方にはオススメです。

 医療法人が運営していて、病院と施設や自宅の中間的な施設です。介護だけでなく、リハビリをする為の施設でもあります。施設には、医師・看護師・リハビリの先生・介護職員が常駐していることが特徴ですので、いろんな職種の方との関わりを通して、他の施設よりも知識や経験が積める事が特徴です。ただ、特養に比べて施設数も少ないです。

 

グループホーム

  私の意見として・・・・入居者様と寄り添いたい・料理が好き・体力に自信がないといったような方にはオススメです。

  認知症の方々が入居される施設で、介護職員は料理・洗濯・掃除など、生活における全ての事を、一緒になって行い、寄り添う介護というイメージです。他の介護施設よりも、時間がゆっくりと流れいるかと思います。介護職員の方は、高齢の方でも勤務しやすいのも特徴です。

 

 有料老人ホーム(介護付き)

  私の意見として・・・・コミュニケーション力が高い・接遇マナーに自信があるといったような方にはオススメです。

 入居される方は、軽度の方から重度の方までいらっしゃるので、いろんな方への対応が学べるのが良い所です。特養と比べると、対応する入居者数は多いが、その分身体介護の数が少ない事が多いです。施設にもよりますが、高額な費用を支払って入居される事が多いので、接遇マナーはしっかりと出来る方が求められます。

 

 

無資格では勤務できない介護の仕事

 サ高住(サービス付き高齢者向け住宅

 住宅型有料老人ホーム

 訪問介護

 

 

あくまで私の見解でしかありませんので、まずは、面接に行ってみて、見学をする事をオススメします。そして、必ず、複数の施設で面接を受けてください。その方が、比較出来ますし、一度勤務してしまえば、他の施設を見る機会は無いので!!!

 

無資格で勤務するメリットとしては、施設さんの方で、初任者研修や実務者研修の費用を負担してくれるケースも少なくありません。なので、補助してくれる会社を選んで働くのもありかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

介護の転職の成功例(特養に転職して年収50万円アップした方、30代男性)

 介護士として勤務経験がある私は、今、某人材紹介会社で勤務しており、その体験談をブログで発表して行きます。これから転職をしようと思っているけど、どうすれば失敗しない転職ができるかの参考にして頂ければ幸いです。

 

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、今回は、30代男性で、生まれたばかりのお子様と奥さんを養うお父さん介護士の方の転職の成功例を書きたいと思います。

まずは、この方の転職前のプロフィールについて・・・

1.特養で無資格から勤務して3年が経ち、実務者研修もとって、今年の介護福祉士の試験を受験する予定の方

2.特養では社員として勤務して、シフト勤務し、夜勤もしていた

3.月給は、夜勤をしても20万円いかない事もある

4.家族手当はあるが月10,000円

5.年収は、270万円(賞与・処遇改善手当・家族手当含む)

6.転職理由 ①年収が低すぎる為

       ②職員のモチベーションが低いと感じる

       ③月給もそうだが、賞与が低い

       ④住宅手当がある所で働きたい

 

このようなプロフィールの方でした。面談をしてお話を伺うと、非常にまじめで優秀な方でした。経験も3年としっかりあって、どの施設でも面接が落ちる事はないと確信しました。

しかし、ご本人は、転職に当たって不安もあったようで・・・ホントに年収があがるのか?他の施設の職場環境は?人間関係は?などなど・・・

 

いろんな施設を見て回って、そしていろんな求職者の方と面談してきた経験ですが、転職希望の方が優秀であれば、基本、どの施設でも問題なく勤務できると思います。そして、特養から特養の転勤であれば、基本的な部分は同じなので、年収が高い所に転職する事を、是非オススメします。

 

特養は、社会福祉法人が運営しているますが、驚くほど介護職員の年収にばらつきがあります。営利目的ではない法人であり、国との行政とのつながりも強いので、一見どこの特養でも同じ年収かと思いがちですが、実に大きな開きがあります。

 

で、この方の年収はこの通りに上がりました。

 

年収 270万円 → 320万円

     ※次年度以降は340万円

 

勤務日数や勤務時間も同じで、同じような仕事をしていても、年収がこれだけ違うのです。年収だけで仕事を選ぶべきとは思いません。給与が低い特養は、それぞれに理由があると思います。しかし、いざ自分の生活や家族の事を考えると、しっかりと年収を比較して転職を考えた方が、好きな介護の仕事も長く続けられると、私はしみじみと感じました。